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ご挨拶

理事長挨拶

木村 正一 理事長
昭和35年4月生まれ
昭和63年3月
旭川医科大学卒業
平成元年6月
北海道大学医学部整形外科入局
平成2年4月
北大整形外科関連病院勤務
平成13年4月
哲仁会えにわ病院
(現我汝会えにわ病院)勤務
平成16年6月
北海道大学医学部医学博士号取得
平成17年4月
医療法人社団我汝会えにわ病院 部長
平成24年4月
北海道大学大学院医学部研究科
大学院連携分野教員
平成29年1月
医療法人社団我汝会 理事長
 我汝会えにわ病院は、2004年5月に現在のJR恵庭駅前に新築移転開業いたしました。その後、2007年に我汝会さつぽろ病院を開設、2019年に我汝会きたひろしま整形外科を開設、我汝会グループとして協力して診療に当たっております。

 我汝会えにわ病院は、2004年5月に現在のJR恵庭駅前に新築移転開業いたしました。その後、2007年に我汝会さっぽろ病院を開設、2019年に我汝会きたひろしま整形外科を開設、我汝会グループとして協力して診療に当たっております。
私どもの医療法人名「我汝会(わじょかい)」は、当院開設者の増田武志が感銘を受けた、哲学者マルチン・フーバーの著書「我と汝」より引用され命名されました。病んでいる人々を理解しようとする対話を重ね、医療従事者と患者さんとの関係が、「我-汝」となることを第一に考えております。そして患者さんにとって最善、最良の医療を提供することが、私どもの使命であり、それを実践して参りました。お陰様で、開院以来、全道はもとより全国各地から、多くの患者さんに来院頂き、手術件数も右肩上がりに増加していきました。
 
  昨今の高齢化社会を背景に、変形性股関節症や変形性膝関節症による、股関節痛や膝関節痛で日常生活が著しく制限されている患者様が増えております。残念ながら、末期の関節症になってしまいますと元通りの若い時の関節に戻すという事が、不可能になります。しかし、我々が開院以来力を注いでいる人工関節置換術を行う事で、痛みを取り除いたり、関節の動きを良くしたりする事が可能となり、多くの患者様の生活の質を向上させることが可能となります。昨年の実績では、我汝会えにわ病院が1065件(股関節510件、膝関節555件)、我汝会さっぽろ病院が1432件(股関節823件、膝関節596件)と、道内では最多数であり、わが国でも有数の件数を行っております。数多くの手術を手掛ける事により、様々な合併症や非定型的疾患への治療法、治療困難と思われる患者様への対処など、経験から基づいた多くの引き出しを持っていると自負しております。さらに、医学は常に進歩しており、最新医療技術を身に着けるため、全ての医者が努力を怠ることなく、研鑽に努めております。
我汝会えにわ病院では、2020年より道内初となる、人工関節置換術に手術支援ロボット(Mako、メイコー)を取り入れました。大変良好な術後成績が得られ、数多くのニーズに答えるため、2023年には2台目を導入いたしました。 
これだけ、数多くの人工膝関節置換術を行っておりますが、昨今多くの医療施設で目にする「人工関節センター」が、当院にはありません。これは、「人工関節」は、あくまで最後の手段であるという私の考えから、作っておりません。私の主宰する、「膝」の治療に関しては、疼痛を引き起こす代表的な疾患「変形性膝関節症」を、鑑みますと、初期の場合は投薬や、注射、リハビリテーション、装具療法など、手術をしない保存的治療が重要となります。また、半月板損傷や靭帯損傷の膝に対しては、関節鏡を用いて小さい傷から、カメラを関節内に挿入して、モニター画面を見ながら半月板を縫合したり、靭帯を再建したりします。また、病期がやや進んできた場合、膝周囲の骨を切ることにより、O脚になった足を真っすぐにすることにより、痛みを取って日常生活の質を上げることを考えます。そして、最後の手段として人工関節手術を考えるようにしています。これら、保存的治療、関節鏡視下手術、膝周囲骨切り術、そして人工関節手術など、全ての知識と技術を持つ必要があると考えております。
「人工関節いやだわぁ、なにかいい方法はないのかしら?」 「人工関節と言われたら、ここにお電話を」等というテレビCMをご覧になった方もいらっしゃると思います。いわゆる、再生医療という分野です。我々も、施設基準を満たしAPSという再生医療を行っております。どうしても手術を避けたい患者さんや、全身状態から手術が困難な患者さんに応用しております。しかし、残念ながら全ての患者様の変形性関節症を確実に治癒させるものではなく、まだまだこの分野は発展途上と考えております。
  えにわ病院では、膝のみならず、股関節、肩関節、脊柱のエキスパートが揃っており、日々診療に当たっております。そしてありがたいことに、非常に数多くの患者さんにいらして頂いております。そのため、外来診療での待ち時間が長いというお叱りをしばしば頂戴致します。大変申し訳なく思います。なるべく、待ち時間を短くするよう努力しております。
膝が痛い、肩が痛い、腰が痛い、股関節が痛いなどなど、困っていらっしゃる方の助けにお役に立てるよう、一同努力しておりますので、どうかお気軽にいらして頂けるようお願い申し上げます。

令和5年12月1日 木村 正一

院長挨拶

百町 貴彦 院長
昭和40年1月生まれ
平成元年3月
札幌医科大学卒業
平成元年5月
北海道大学医学部整形外科入局
平成2年4月
北大整形外科関連病院勤務
平成11年4月
哲仁会えにわ病院
(現我汝会えにわ病院)勤務
平成16年5月
医療法人社団我汝会えにわ病院 部長
平成30年1月
医療法人社団我汝会えにわ病院 副院長
平成30年4月
医療法人社団我汝会えにわ病院 院長
 平成30年4月1日より医療法人社団我汝会えにわ病院長を拝命致しました、百町貴彦と申します。

 私がえにわ病院に入職したのは平成11年4月です。当時は法人名も所在地も現在とは異なっており、整形外科医は増田武志院長・理事長(現:会長)、菅野大己副院長(現:名誉院長)、佐藤栄修副院長(本年8月末退職)以下7名と年交代の研修医1名の世帯でした。時代は流れ、平成16年5月に病院を恵庭駅東口に新築移転し、法人名も“我汝会”へと改称いたしました。現在では、常勤の整形外科医15名、内科医2名、麻酔科4名そして研修医4名の体制で年間約2500件もの整形外科手術を行う整形外科専門病院となっております。この発展に尽力された増田理事長が一昨年末に、そして菅野院長と田中博文副院長が昨年末で退任され、理事長、院長、副院長の顔ぶれは一新いたしましたが、現在のえにわ病院を築き上げられた先輩諸兄には感謝の念に堪えません。特に佐藤先生は、私にえにわ病院入職のきっかけを下さっただけではなく、専門である“脊椎(頸や腰の病気を扱います)”について基本から鍛え直して頂きました。私の恩師ともいえる先生ですが、本年1月当院新院長に就任して間もなく、2月から長期療養に入られてしまい、急遽私が4月から院長職を引き継がせて頂くこととなりました。まだまだ未熟で至らぬ点も多々あろうかと思いますが、我汝会の名を汚さぬよう、そしてえにわ病院がさらに発展していくよう努力してまいりたいと存じます。

 幸い、電子カルテシステム、クリニカルパス、DPC(包括医療費支払い制度)の導入、病院建物の増築など多くの財産を残して頂きました。平成21年に初認定を受けた日本医療機能評価機構による病院機能評価は以降も更新を重ね、本年度は3期連続の認定結果を待っているところです。

 病院は、患者様への最善の医療の提供を目指しておりますが、そのために医師をはじめとする専門職には知識、技術の向上に努められるようソフト・ハード両面での環境整備を続けてまいります。それ以外の職員に対しても、えにわ病院で働くことが誇りに思えるような職場作りをしていきたいと思います。全職員が良いチームワークを築きながら、ひとりひとりの患者様と向き合っていくことが目標に近づく歩みと信じ努力してまいりますので、これからもえにわ病院をよろしくお願いいたします。

平成30年10月 百町 貴彦
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